ワーキングメモリを活用して脳疲労を軽減させよう!

ワーキングメモリを活用して脳疲労を軽減させよう!

しっかり休んでも疲れがとれない


と悩んでいる方


この記事では


  • 脳疲労を放っておかないで!
  • ワーキングメモリの活用で脳疲労を軽減できる

についてお話していきます。


「疲れたなぁ」と感じた時、身体が疲れたと思っていませんか?

仕事疲れ、人間関係疲れ、運動疲れ、家事疲れ…。

これらの疲れは「脳の疲労」が原因なのです。

脳をいたわる新習慣で、今日から疲れない身体になりましょう。



脳疲労を放っておかないで!

脳疲労を放っておかないで!

24時間社会といわれるように、現代社会は目まぐるしく変化を遂げています。

しっかり休めば大抵の疲れは回復できると思って生活していても、そのスピードについていけず、思うように疲れがとれないと感じる方が増えています。


■脳疲労とは

脳が疲れていて、正常に脳が働かなくなっている状態のことをいいます。

筋肉疲労は基本的には、全身、腕や脚など一部の部位の筋肉に、大きな負担が継続的にかかっている状態のことです。

ひどくなると、筋肉が正常に動かなくなります。

そういった症状が脳にも起こってくるのです。


■脳疲労のメカニズム

脳の様々な機関の働きを上回るような大容量の情報が入ってきた場合、脳はどうなるでしょうか?

本能をつかさどる大脳辺縁系が機能不全に陥り、大脳新皮質にも影響を及ぼし始めます。

やがてその影響は間脳にも達して、脳全体の働きが鈍ってしまうのです。

筋肉で例えると、筋肉が脳に向けてSOSを発し、休まないと筋肉が継続して動かない状態を招くというメカニズムと同じです。


■脳疲労が招く症状

「走った後、脚が疲れて歩けない」という状態の場合、人は簡単に休むことで脚を疲労から回復させようとします

しかし、漠然とした疲れの場合は、人はなかなか休もうとはしません

脳疲労を放っておくと次のような初期症状が出てきます。


  • 便秘
  • 睡眠障害
  • 味覚障害

寝つきが悪くなったり、朝起きられなくなったり、頻繁に目が覚めてしまったりといった不眠症の症状が出始めます。

そして症状が進むと、飽きっぽくなってしまうなど、精神状態にも影響を及ぼし始めるのです。


脳疲労は、生活全般に影響を与える可能性があります。

規則正しい生活を行い、できる限り脳に負担をかけない生活を心がけることが大切です。

 

 

ワーキングメモリの活用で脳疲労を軽減できる

ワーキングメモリの活用で脳疲労を軽減できる

パフォーマンスの質が落ちてしまうのは、1つのことに集中して、脳の特定の部位だけを酷使しているからです。

それを防ぐためには「ワーキングメモリ」がポイントになります。


■ワーキングメモリとは

思考と行動の制御に関わる実行機能の1つで「作業記憶」といわれるものです。

例えば、二度目に会った人と楽しく会話ができるのは、前回話した内容を覚えているからなのです。

話したことや聞いたことを覚えていることで、どう返答するかを脳が組み立て会話を成立させています。

この役割を担っているのがワーキングメモリです。


■脳疲労を軽減させるには?

脳全体をバランス良く使うことで、脳の負担を分配することです。

筋肉に置き換えると、5kgの物を持ち上げ続ける時、右腕だけを使っていればすぐに限界はやってきます。

そうならないために、両手、足や腰を使って全身で持ち上げると、女性でも長い時間持ち上げ続けることは可能です。

それは、脳にも全く同じことがいえます。特定部位だけでなく全体を上手に使うことで、疲労を軽減させると共に、作業効率も上げることができます。


■ワーキングメモリの活用

脳疲労が原因で、考える力が弱くなってきています。

近年の新入社員の中には、指示された通りに物事を進めるような受け身タイプが増えているようです。

その原因は、日本の「正解は1つと決められている教育」が影響しています。

何の工夫もなく受け身の姿勢で仕事をするのではなく、多様な情報の中から創意工夫をして物事を進められる、ワーキングメモリの活用が重要です。


ワーキングメモリを意識的に活用することができれば、脳全体を使って負担を分散し、1日の疲れを軽減できます。



まとめ

脳疲労を放っておかないで!とワーキングメモリの活用で脳疲労を軽減できるについて解説していきました。


  • 脳疲労を放っておくと、便秘・睡眠障害・味覚障害の初期症状が出始めて心身ともに負担がかかる
  • ワーキングメモリを意識的に活用することができれば、脳全体を使って負担を分散し、1日の疲れを軽減できる

スマホへの依存度が高い現代人にとって、ワーキングメモリの低下は否めません。

分からないことや知りたいことがあった場合は、すぐにパソコンやスマホで調べるのではなく、まずは自分で考えることを習慣化することが脳疲労脱却の第一歩です。



「疲労」関連記事は>>こちら

 

#耳のしあわせラボ