ネガティブな感情を整える-音の心理的効果とは

ネガティブな感情を整える-音の心理的効果とは

なぜこんなに気分が落ち込むのだろう…


と悩んでいる方


この記事では


  • ネガティブな感情の原因
  • 音の心理的効果

についてお話していきます。


周りの音や光などに敏感に反応して辛いと感じたり、他人の感情が気になって落ち込むという方は、もしかするとHSPやうつ病の可能性があるかもしれません。

現状を分析して、ネガティブな感情に早めに対処していきましょう。



ネガティブな感情の原因

ネガティブな感情の原因

日常の色々なことに敏感になってしまって、ネガティブな感情になっていませんか?

最近、よく話題になっているHSPは、特性を理解していないと生きづらさを感じてしまうこともあります。

その生きづらさにフタをしてストレスをためてしまうと、うつ病の原因にもなることもあります。


■HSPとうつ病の違い

HSPとうつ病は、医学的には全く異なるものだと考えられています。


・HSPは先天的なもの

Highly Sensitive Person(ハイリー センシティブ パーソン)の略で、とても繊細な人という意味です。5人に1人がHSPであるといわれています。


・うつ病は後天的なもの

気分が強く落ち込み憂うつになる、やる気が出ないなどの精神的な症状の他に、眠れない、疲れやすい、体がだるいといった身体的な症状が出る病気で、気分障害1つです。


■ネガティブな感情になる原因

HSPは環境からの刺激を強く受けやすく、更にストレスをため込みやすい傾向があります。

深く考えてしまうため、ネガティブな感情にとらわれて抜け出せなくなってしまい、ストレスを発散できず気分が落ち込んでいきます。

その様なストレス状態が続くと脳が疲労して、「やる気が出ない」「気分が落ち込む」などの症状が出てきて、それがうつ病を発症する要因にもなります。



音の心理的効果

音の心理的効果

大切なのはストレスにうまく対処して、ネガティブな感情を整えることが必要です。

ネガティブな感情で気分が落ち込まないようにする対処法の1つとして、音の心理的効果をご紹介します。


■自然の音が心を癒す効果

自然の音が心理的に心を癒す力をもつことはよくいわれていますが、その効能について具体的に解説していきます。


1.筋肉の緊張を和らげる

自然の音には、筋肉の緊張を和らげ、体のこわばりをほぐす働きがあります。

自然から生まれ、自然の一部ともいえる私たちにとって、自然の音は深層心理の部分で受け入れられることができます。

ストレスがたまってしまう前に、私たちの自然治癒力を活性化するために、リラックスする時間を持つことは非常に大切なことです。

忙しい時こそ自然の音を聞いて、心身の疲れをゆるやかにほぐすようにしましょう。


2.ストレスが軽減される

自然の音には、ストレスを軽減するセロトニン分泌を促進する働きがあります。

リラックスして笑ったり心地よいと感じたりしている時に、セロトニンが分泌されます。

自律神経系や免疫機構、代謝機能などが活性化されることがわかっています。

心と体の緊張をゆるめリラックスすることで、肌のコンデションがよくなるなど、美容面での効果もあります。


3.幸福感に包まれる

自然の音には、脳内のエンドルフィンの分泌を活性化させる働きがあります。

エンドルフィンは「自然の鎮痛剤」とも呼ばれ、エンドルフィンの分泌が活性化すると、幸福感に包まれた状態になります。

心地よい自然の音が憂鬱とした気分を高揚させたり痛みを和らげたりすることで、心身の疲労回復につながります。


元来私たちは、自然と共に暮らしてきました。日頃はつい忘れがちですが、時を経てもその本質は変わっていません。

自然の音のヒーリング効果は、私たちが自然の一部であることを再認識させ、私たちの奥底に眠っている遠く懐かしい記憶を呼び覚ましてくれていることを表しています。

 

 

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まとめ


ネガティブな感情の原因と音の心理的効果について解説していきました。


  • ネガティブな感情の原因は、敏感にストレスをため続けて脳が疲労してしまうから
  • 音の心理的効果は、①筋肉の緊張を和らげる②ストレスが軽減される③幸福感に包まれる

ネガティブな感情が湧き出てきたなと感じて、自分を落ち着けたい時は、ヒーリングタイムを設けて自然の音に耳を傾けてみてくださいね。



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