「手汗」「脇汗」「冷や汗」は自律神経が乱れているサイン

「手汗」「脇汗」「冷や汗」は自律神経が乱れているサイン

手汗がすごい


と悩んでいる方


この記事では


  • 「手汗」「脇汗」「冷や汗」は自律神経が乱れているサイン
  • 自律神経を整える予防法

についてお話していきます。


握手できないほど手汗がすごい」「脇汗がひどくシャツが着れない」など、汗に関する悩みを抱えている人は多いようです。

単なる汗かきだと放っておきがちですが、日常生活に支障をきたすほどであれば、自律神経が乱れているのかもしれません。



「手汗」「脇汗」「冷や汗」は自律神経が乱れているサイン

「手汗」「脇汗」「冷や汗」は自律神経が乱れているサイン

汗は、暑い時や運動をした時にかきます。

それ以外でも少しくらいの汗なら問題ありませんが、大汗をかいて日常生活にも影響が及ぶようであれば、それは自律神経が乱れているサインだと考えられます。


■汗をかく仕組み

私たちは暑いと感じると、体温を調節するために汗をかきます。

これは、自身が体感できる自律神経の典型的な働きです。

「暑いからエアコンをつけよう」という場合、自身がリモコンのボタンを押さなければいけませんが、「暑いから汗を何mlかこう」などとは考えません。

自然に汗をかくことは、自律神経による自動運転機能となります。


■異常な汗のかき方

緊張、不安、興奮などのように体温にあまり関係のない時でも汗をかくこともあります。

その中でも、緊張して汗をかく場合は「発汗恐怖症」とも呼ばれており、その原因はストレスそのものです。

少しヒヤヒヤするくらいなら問題はないのですが、常に大汗をかくようになり、日常生活にも影響が及ぶ場合もあります。

体の様々な部位から汗が吹き出し常に濡れていることで、通常の動作が難しくなってしまうのです。


■局所的多汗症は自律神経が乱れているサイン

多汗症には、内分泌系の疾患による体全体からの発汗もありますが、手のひら、脇の下、足の裏、頭など特定の場所から集中して出ることもあります。

局所的多汗症の場合は、自律神経が乱れていることが原因だと考えられます。

そのまま放っておくと、やがては更に多様な自律神経失調症の症状が現れる可能性が高いため、早めに医師の診断を受けることをおすすめします。



自律神経を整える予防法

自律神経を整える予防法

多くの人は「しょせん汗だから」と考えて、そのまま放置してしまったり、発汗に対する対処法(制汗剤、汗パッドの使用や衣類の色で対応など)が大半で、なかなか自律神経を整えようとは思いません。

局所的な発汗が気になる人は、自律神経を整える根本的な予防法を始めてみましょう。


■生活習慣の改善

やはり規則正しい生活を心がけることが、自律神経を整える一番の予防法です。

適切な時間帯に十分な睡眠をとることは、自律神経の安定につながります。

短時間でも運動をする、適度な飲酒量を守る、喫煙を控える。

こうした生活習慣の改善も、交感神経を優位にしない、つまり多量の汗をかかないためには必要不可欠です。


■食生活の改善

辛いものや酸味の強い食品は、交感神経の働きを優位にする作用があるため、食べると汗をかきやすい状態になります。

多汗症にお悩みの方は、こうした刺激物の過剰な摂取は控えたほうがよいでしょう。

また、カフェインも刺激物と同様に交感神経を優位にするので、コーヒーや紅茶などはできるだけ避けることをおすすめします。

そして何より、栄養バランスの整った食事をするように心がけましょう。


■リラックスタイムを作る

自律神経が乱れているということは、体が常に緊張状態にあるということで疲れています。

心と体をリラックスさせられる時間を作ることで、上手にストレスを解消してあげることも、多汗症の予防には有効です。

ぬるめのお湯にゆっくりつかったり、アロマをたいたりするなど緊張状態から解き放たれる時間を大切にしましょう。



まとめ

「手汗」「脇汗」「冷や汗」は自律神経が乱れているサインと自律神経を整える予防法について解説していきました。


  • 「手汗」「脇汗」「冷や汗」など局所的な多汗症の場合は、は自律神経が乱れているサイン
  • 自律神経を整える予防法は、①生活習慣の改善②食生活の改善③リラックスタイムを作るなどがある。

局所的な発汗が気になる人は、ただ汗を抑えることだけを考えるのではなく、自律神経を整える根本的な対応を心がける必要があります。

他の不快な症状もケアできる良い機会になるかもしれません。



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