頭の良さは遺伝子で決まる?睡眠の質で決まる?

頭の良さは遺伝子で決まる?睡眠の質で決まる?

頭が悪いのは遺伝だから仕方ない


と悩んでいる方


この記事では


  • 睡眠の質は頭の良さに大きく影響している
  • 質の良い睡眠とは

についてお話していきます。


「勉強できないのは親のせいだ」と、遺伝だから仕方がないと諦めていませんか?

本当にそうなのでしょうか。

最近の研究では、知性と睡眠の質が深く関係していることが分かってきました。

睡眠の質を上げることで頭の中も身体の調子もすっきり整い、苦労していた勉強がスムーズに進むようになるかもしれません。



睡眠の質は頭の良さに大きく影響している

睡眠の質は頭の良さに大きく影響している

人間の知性は遺伝による影響が大きいといわれています。

しかし、睡眠不足や睡眠の質の低下が健康面・学習面の両方に悪影響を及ぼすことが明らかになっています。


■知性の遺伝は50%以上と親からの影響が大きい

親からの遺伝は子供に影響を与えますが、神経質、外向性、勤勉性など一部の性格は30%、運動神経は40%の遺伝率だそうです。

それに対して知性の遺伝率は50%以上で、他の要素に比べかなり高くなっています。

子供の学力の限界は生まれてからの学習努力よりも遺伝によるところが大きいともいわれています。


■成績の良し悪しの25%は睡眠習慣に左右される

アメリカで行われたある研究で、平均年齢18歳の大学生に睡眠時間や睡眠の質、睡眠スケジュールなどを計測して、「睡眠がどれくらい成績に影響を与えるか」を調査しました。

その結果、計測期間を通じて「長く」「規則性のある」「質が高い」睡眠をとっていた学生ほどテストの成績がよかったことが判明しました。

睡眠の質とテストの結果には、大きな相関性が認められたのです。


■睡眠習慣を極めれば「遺伝による頭の良さ」に対抗できる

成年期の知能指数は、ほとんどが生まれつき持っている遺伝子によって決まると考えられています。

そして、成績の良し悪しの25%が睡眠習慣に左右されるという研究結果があります。

それらを統合して考えれば、「勉強ができないのは親の影響が大きい」と諦めている人も、規則正しく質の良い睡眠を極めることで「遺伝子による頭の良さ」に対抗できるのです。



質の良い睡眠とは

質の良い睡眠とは

長時間勉強しているのになかなか学習成果が上がらないと悩んでいる人は、今一度、毎日の睡眠の質を振り返ってみるとよいでしょう。

しかし、まとまった睡眠時間を確保しさえすれば、必ず睡眠の質が上がるというわけではありません。

質の良い睡眠をとるためのポイントをあげてみましょう。


■安定した生活リズム

私たちの体内時計は1日約25時間が基準で、1日(24時間)と1時間ズレています。

そのため、活動と睡眠のリズムが不規則だと修正がうまくいかなくなり、昼間の眠気や入眠障害・中途覚醒などの睡眠トラブルにつながります。

→眠気をコントロールし睡眠の質を上げるには、眠いからとむやみに仮眠をとることではなく、なるべく規則正しい生活を心がけることが重要です。

休日はつい朝寝坊や夜更かしになりがちですが、リズムを崩さないようできるだけ普段通りに過ごすのが望ましいでしょう。


■心身共にリラックスした状態

身体は疲れているのに眠れなかったり、途中で目が覚めてしまうなどは、ストレスなどで心が不安定な状態の場合に起こります。

一方、デスクワークで1日中座りっぱなしの場合は、身体が疲れておらず寝つきが悪くなることもあります。

→睡眠の質を上げるには、入眠前に心身をリラックスさせることも重要です。

入浴時はぬるめのお湯にゆっくりつかり、寝室の環境にも気を配りましょう。

また、運動によって身体をほどよく疲労させることで睡眠と覚醒のメリハリがつきやすくなります。

そして、睡眠の質の低下につながる寝る前のパソコンやスマホの使用は、控えることも大切です。


■標準的な睡眠時間は6~8時間

必要以上に長い睡眠をとったからといって、睡眠の効果が上がるわけではありません。

睡眠のとりすぎによって睡眠のサイクルが乱れることもあるので、長すぎず短すぎずほどよい睡眠時間を確保することが大切です。

→ノンレム睡眠とレム睡眠は約1時間半ごとに繰り返され、その変わり目ごとに目覚めやすくなります。

厚生労働省の発表では、日本の成人の標準的な睡眠時間は6~8時間となっています。

この範囲内でノンレム睡眠とレム睡眠を十分とり、目覚めをすっきりさせるには、入眠後6~7時間半で目覚めるようにするのがベストです。



まとめ

睡眠の質は頭の良さに大きく影響していると質の良い睡眠とはについて解説していきました。


  • 規則正しく質の良い睡眠を極めることで「遺伝子による頭の良さ」に対抗できる
  • 質の良い睡眠とは、①安定した生活リズム②心身共にリラックスした状態③睡眠時間6~8時間の元で得られる

どれだけ遺伝子に恵まれていても、毎日の睡眠をおろそかにすれば知性に悪影響を及ぼします。

「頭が悪いのは遺伝だから」と諦めずに、ちゃんと寝ることで、自分の夢を実現していきましょう。



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