食後寝ると1日の疲労度を軽減できる!?

食後寝ると1日の疲労度を軽減できる!?

食べてすぐ寝ても大丈夫?


と気になっている方


この記事では


  • 「食べてすぐ寝ると牛になる」はホント?
  • 食後に横になる時の過ごし方

についてお話していきます。


食べた後は眠たくなってしまい、ついそのまま横になってしまいませんか?

でも、「食べてすぐ寝ると牛になる」という言葉が頭をよぎって、後ろめたさもあります。

しかし、「食べてすぐ寝ると牛になる」と1日の疲労度が軽減されるといわれているのです。



「食べてすぐ寝ると牛になる」はホント?

「食べてすぐ寝ると牛になる」はホント?

食べてすぐ寝ると牛になる」と昔からいわれているのは、食事をした後すぐ横になるのは行儀が悪いので、 そのことを戒めるためです。

では、実際のところはどうなのでしょうか?


■食後は横になって牛になるべし

現代医学では、食後30分間は動かずに休んだ方が身体への負担が少ないといわれています。

満腹になると眠たくなりませんか?

食後は、食べ物を消化するために胃腸に血流が集中し、脳への血流量が減るからです。

食後に身体を動かすと、血液が筋肉に回ってしまい、胃腸の血流が減って消化能力が落ちます。

食べ物をしっかり消化するためには、食後は横になって胃腸の働きを助ける方がいいのです。

横になる・座る・立つの違いで、消費カロリーはさほど変わらず、太りやすさへの影響もありません。


■女性こそ食後は横になって休むべし

胃が本来の位置より垂れ下がっている胃下垂は、男性よりも女性に圧倒的に多いといわれています。

嫁姑問題などで悩む主婦は、昔ながらの価値観を持つ姑の目を気にして、食べてすぐ横にはなれないと思うかもしれません。

しかし、食べたらへそよりも下が膨らむ人は、消化不良や胃もたれの症状が出やすくなります。

胃に負担をかけたままでいると、消化や呼吸をコントロールする役目を担っている自律神経が乱れ、疲労が増していくのです。


■朝食前の運動は控えるべし

朝食を食べる前の、まだ自律神経が目覚めていない状態で運動するのは避けるべきです。

血流や心拍のコントロールがうまくいかず、心筋梗塞などを引き起こす原因となります。

まずは朝日を浴びて朝食をとり、牛のように横になって30分休憩した後に運動を始めるとよいでしょう。



食後に横になる時の過ごし方

食後に横になる時の過ごし方

食後に横になる場合、左右どちらを向くのが正しいのかご存知ですか?

個々の胃の形によって、その向きは分かれるようです。


■食後の正しい寝る向き

食後はなるべく右側を下にして横向きで寝るのがいいと考えられています。

これには、胃の形が深く関係しています。

胃袋はそら豆のような形をしていて、口に入れた食べ物は食道を通って胃袋に到達します。

消化された後、胃袋の右下にある出口を通り、十二指腸や腸へと流れる構造になっています。

つまり体を右側にして寝ると、胃から腸への移動がスムーズになるからなのです。


■食後横になる時間

食後30分から1時間は、ゆっくりと休みましょう。

完全に横になれる環境が整っている場合は、右側を下にして横向きの状態でソファなどに横たわるのが理想です。

職場の場合、気持ち程度に体の向きを右に傾けてうつむきになると、消化がよりスムーズになります。


■完全に寝てしまうのはNG

満腹になってちょっと横になるのつもりが、気付いたら気持よく夢の中……なんてことありませんか?

食後すぐに横になるのはいいのですが、完全に寝てしまうと消化機能が弱まり、うまく分解しきれず消化不良の原因になります。

ですので、30分間から1時間ほど、寝ずに身体をゆっくり休ませてあげることが大切だということです。



まとめ

「食べてすぐ寝ると牛になる」はホント?と食後に横になる時の過ごし方について解説していきました。


  • 「食べてすぐ寝ると牛になる」は、現代医学では、食後30分間は動かずに休んだ方が身体への負担が少ない
  • 食後に横になる時の過ごし方は、右側を下にして横向きで、30分間から1時間ほど身体をゆっくりと休ませる

食べ物を消化することに、人はかなりのエネルギーを費やしています。

ですから、「よく噛んで食べる」というのもその理由の1つなのでしょう。

効果的な習慣を行うことで、疲労度を少しでも軽減できればいいですね。



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